男系ゾーンの欠けと、女系ゾーンの欠けについてみていきましょう。これは衰退する家の典型的な例でもあります。なお、欠けが影響するとみられるのは一間(約一・八メートル)以上ある場合で、半間ぐらいの小さな欠けなら障り程度で、同様に少しの張りなら若干の強調とみれば良いのです。建物が示す「年齢区分」でみると、だいたい四○歳ぐらいのLですから、四○歳ぐらいまで絶頂期をすごした後、激変するか、しだいに運勢が悪化しはじめ、それにともなって家も衰退していくとみます。衰退する時期は、夫婦の壮年期からはじまって、子どもの代、孫の代と三代続くことになります。こうした運期にあるときは、金銭はもちろん、愛情にもあまり恵まれません。最悪のケースでは短命の暗示がありますので注意が必要です。じっは、筆者の生家がこのような形状の家だったので、その怖さは身にしみて体験しています。このような運期にある家が、再び栄えるのは早くて孫の晩年で、ふつうは曾孫の代とみます。ただし、現在の代で努力を怠ると、そこでの再興も果たされなくなりますから、子孫のことを考えて徳を積む努力を惜しまないことが肝要です。このように、男系ゾーンが欠けになっている場合は、たいてい夫に代わって妻が奮起せざるそをえず、しかし、男性の力が削がれていくにしたがって、女性も意のままにならなくなり、いずれ衰退していく運命にあるといえます。いずれにしても、こうした女系ゾーンが欠けている家は、そこに住む女性にとっては凶相で、女系代の終涛を意味していますから、注意が必要です。当然のことながら女性群が崩れることで家は暗黒化します。

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